設立趣旨と経緯

特定非営利活動法人 兵庫県若者らの自立を考える連絡会
設立趣旨と経緯


趣旨

有名大学を出たが、社会になじめずひきこもる30代の男性。就職先でいじめにあい、そのまま引きここもってしまった女性。社会の閉塞感、広がる格差の中で、そんな若者がどんどん増えています。わたしたちは問題や悩みを抱える多くの若者たちと接し、さまざまな活動を共に行ってきた中で、知れば知るほど、関われば関わるほど、このままではいけないと痛感し、悩みを抱える若者が「外に出て、立ち寄るところ」、「自分の居場所」を与えてあげることができたらと考え始めました。

今、統計では引きこもりの平均年齢は31歳。40件に1人。学校では30人に1人が引きこもり状態にいると思われます。驚くべき割合で多くの若者が自分の歩むべき道を見失い、「居場所」さえも見出せない状況にあります。私たちは彼らに「居場所」を与え、人と人とのふれあいを肌で感じることができる活動を通じ、この問題を解決したいと思っています。そこで、これまでの活動をさらに広げ、充実させるため、そして公正かつ透明性の高い運営を行い、社会的信用を得た活動を行っていくためにも、特定非営利活動法人としての法人化が不可欠と考えました。この法人は現代社会において悩み多き若者に対する社会進出と就業支援等の事業を行い、大きな社会問題とも言うべきひきこもりやニート等、多岐にわたる若者の問題を解消し、広く公益に貢献することを目的とし、設立しました。


設立に至るまでの経過

不登校やひきこもりの若者らに対する相談・支援を2003年ごろから任意団体として行っております。当初、姫路市内のたぢま屋にて相談会を行っておりましたが、2008年12月、本格的な活動拠点として「ひまわりサロン網干」を開設しました。そこは、喫茶と住居を兼ね備えており、家に帰ったような感覚でくつろげる場所として住居を使用し、喫茶は家の居間としての役割、コミュニティサロンとしての役割を与え、温かい飲み物と手作りのケ-キでくつろぎ、交流できます。来店される多くの方は、ご年輩で、日だまりのように暖かく彼らを包み込んでくれますので、ほんの短い時間ですが、人と人とのふれあいを肌で感じ、時には話の中に入り、少しずつ社会性が出てくるように務めています。

そして、すでにこのサロンを中心にさまざまな交流や活動が生まれ、その輪を広げようとしています。

地域の中での私たちへの期待の高まりも感じており、今後この活動をさらに発展させるため、幅広く寄付やボランティアの受け入れができる体制を整えなければならないと考え、同じ志を持つ仲間を集め、2009年10月1日に設立総会を開催し、設立申請に至りました。