今日は2024年3月号の機関誌に掲載しました記事を、ホームページに載せてみました。
20年前にひきこもり者に出会った若者の今の状態を少し書いてみました。今から20年にも前にかかわってきた若者が、今ではもう60歳を過ぎています。その分私も20歳年が重なってきたことになります。そんな中最初の頃は会ってもくれなかった若者でしたが、ある事がきっかけで今年になりアウトリーチ(訪問)に出かけるようになりました。本来私はアウトリーチはしませんと言ってきたのですが、紆余曲折でこんな成り行きになり今日この頃では伺うとお早うの挨拶から始まり、私にお茶を入れてくれて、ひざ詰めで自分の幼かったころ、そして学生時代、社会人になっての仕事をしていた頃のお話をしてくれるようになりました。対面で向き合いそしてお茶菓子に紅茶と....
嬉しくなりお家から帰る時には涙腺が少し緩んできているのが自分でもわかります。もう世間では若者とは言えない年になりましたが(もう親御さんはおられません)こんな状況でご家族(兄弟)の人も泣いて喜んでくれています。普段は喜怒哀楽があまりなく、笑うこともしない若者ですが、お話の途中で顔に喜びを表すようになりました。こんな状況でご家族の人も泣いて喜んでくれています。
自分達にも話してくれなかった若かりし頃のお話、聞いたこともなかった、....
わたくしも仕事上なかなか毎日もうかがえないのですが、今がその時と考えて伺っています。
またもっといい報告が出来たらと夢を見ています。