2010年に特定非営利活動法人兵庫県若者らの自立を考える連絡会を設立しました。
有名大学を出たが、社会になじめずひきこもる30代の男性。就職先でいじめにあい、そのまま引きここもってしまった女性。社会の閉塞感、広がる格差の中で、そんな若者がどんどん増えています。わたしたちは問題や悩みを抱える多くの若者たちと接し、さまざまな活動を共に行ってきた中で、知れば知るほど、関われば関わるほど、このままではいけないと痛感し、悩みを抱える若者が「外に出て、立ち寄るところ」、「自分の居場所」を与えてあげることができたらと考え始めました。
自分の居場所のなかにいては、その先がないので皆で畑仕事を始めました。
初めは小さな畑で始めましたが、今では300アールにもなりました。姫路市からは農業法人の認定をいただき、毎日寒い日も暑い日も畑に来て作物を作っています。その作物でお菓子を作り、販売もしています。中播磨授産コンクールでは、銀賞をいただき、スイーツ甲子園では準グランプリーをいただきました。
ひまわりサロン網干では6次化に特化して、皆それぞれにたず触る様にしています。
2016年に就労継続支援B型事業所を開設しました。
いつも明るい笑い声が聞こえ、夢を持って生活していけるようにと考えています。
ひまわりサロン網干の理念、
① 同じ地球に生まれ、障害を持っている人、障害を持っていない人が、共生・共同で生きていくことが出来る。
② 沢山の余裕のある人が、その中の少しだけの余裕を、ない人に手助けする
こんな自助・共助・公助でありたいと思っています。
理事長 阪本光夫